映画「鳩は泣いているー時代の肖像ー」上映会のご案内

imageimage以下は「憲法を考える映画の会」からのお知らせです。

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今年の5月に完成しましたこの映画は、まさに今みなさんが感じられている「社会の息苦しさ」が何によっているのか、について考え、平和、人権、民主主義について、憲法について考えさせられる映画です。 続きを読む

南シナ海の問題

南シナ海の問題

南シナ海問題で仲裁裁判所が先月、中国の南シナ海支配権を否定する裁定を下した。ほとんど全ての新聞が「中国完敗」あるいは「無法、不法の中国」とあおっている。果たしてそうか。
この「常識」に対する異色の反論がある。

「戦後世界の海洋秩序を形づくる大きな契機は、1945年、米国大統領トルーマンの『大陸棚宣言』にはじまる。その後『大陸棚に関する条約』を経て、82年採択の『海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)』で領海、接続水域、排他的経済水域、大陸棚、公海等の海洋秩序に関する包括的な『概念』になった。すなわち、現在われわれが海洋秩序という時、前提としているのは、米国による戦後世界構築の一環に位置づけられる秩序概念である。しかし、中国は主権については『歴史的主権』概念に立って発想し、主張していることに留意する必要がある。ちなみに、国連海洋法条約を米国は批准していない。
問題の核心は何か。中国は、戦後世界の米国単独覇権に異議申立てをし、新たな秩序形成に向けての決意を示しているのだ。これが、いまわれわれが目にしている『中国をめぐる言説』の背景に存在する構図である」(木村知義・ジャーナリスト、『週刊金曜日』7月29日号)。
目の覚める指摘だ。日本の大手メディアがあほらしくなる。 続きを読む

2016年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 福田 玲三

死を奨励した異常な社会

「死ぬ、死ね、死んだ」
「死の五段活用」とはすごい指摘だ。

これは9/7の東京新聞で見つけた記事によるもので、河北新報「声の交差点」から、仙台の83才の方の投稿。
戦争中にヒットした軍歌「露営の歌」は1番から5番まで「死ぬ、死ね、死んだ」とまるで「死の五段活用」だと述べられ、こうしてまで死を当然視させたものは何だったのだろうと疑問を呈している。

非常に興味深いお話。至る所に死が蔓延している。生を軽んじ、後ろめたいものとしている。こんな社会は異常、というより、もはや社会ではあり得ない、と思う。でもあり得たんだから恐ろしい。

少し前のこちらのブログ (「米食い虫」的差別は違憲 )に言及された、麻生氏の発言(「90才になって老後が心配とか、わけのわかんないこと言っている人がこないだテレビに出ていた。『オイ、いつまで生きているつもりだよ』と思いながら見ていました」)も、同根の発想か。

これとは対照的な、むのたけじ、101才の力強い演説(戦争をなくさなければ現代の人類は死ぬ資格がない)には感動した。 続きを読む