今、なぜ真珠湾攻撃を学ぶか。孫崎亨著「日米開戦の正体」

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孫崎亨さんの最新刊「日米開戦の正体」です。

日露戦争から真珠湾攻撃までの日本を、後世の人間による「後知恵」ではなく、当時の人々の生の声で語ってもらい、他にも選択肢があったのに、なぜ真珠湾攻撃を選択したかを考えようという本です。

日米開戦当時のアメリカの工業生産力は日本の10倍、少し頭を使えば壊滅的な結果になることは日本人にもわかるはず、それを国家の中枢にある人たちは「民主主義国家の米国はは長期の戦争に耐えられれずに途中でやめる。」という詭弁で日本を破壊に導きました。

今の日本はどうか。
安倍首相は「戦後レジームのからの脱却」とか「日本を取り戻そう」と言います。戦後の日本はそんなにひどい国だったでしょうか。国民が真面目に働いて経済を復興、発展させ、70年も戦争がなく、長寿で、世界から信頼されています。そういう今の日本を否定し、日露戦争から日米開戦に至る日本の何処に戻ろうというのでしょう。

原発⇒国民の大半が反対しています。福島原発の事故処理の見通しも立っていません。安部さんは詭弁を使って再稼働を急がせます。
TPP⇒これも少し学べば、世界規模の企業にとって都合がいいだけだとわかります。TTPのルールが日本の法律より上になり、違反すれば多額の損害賠償金を請求され、長年培ってきた日本の食文化も健康保険制度も壊れかねない制度です。
集団自衛権⇒憲法学者のほとんど、歴代の内閣法制局長官までも憲法違反だといっています。国民の大半も反対しています。それでも、安部さんが勝手にアメリカに約束した夏までに、数の論理で成立させようとしています。

日米開戦という史上最悪の愚策は日露戦争の勝利から始まった。
 なぜ、日本は勝てる見込みのない闘いを仕掛けたのか?

この本に登場する人々の言葉が教えてくれます。

 

2015年7月7日 | カテゴリー : ⑤図書紹介 | 投稿者 : 管理人

憲法闘争およびこれからの日本労働運動の基本思想と基本路線

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川副詔三著『憲法闘争およびこれからの日本労働運動の基本思想と基本路線』(ぶなの木出版03-3768-5663 bunanoki@ac.auone-net.jp 刊 頒価1800円・送料別)。

著者は35年間、民主主義憲法擁護を言い続けながら、その間、前線から一度も離れることなくとなく闘い続けている労働運動家で、また月刊『地域と労働運動』誌の編集長。戦争直後の労働者保護法制は、この70年間に無残に破壊され、規制緩和労働法体系が成立した。この敗北のなかで残されている唯一の砦である現憲法を支えに日本労働運動再建の構想を著者は本書で描いている。総敗北の現実を分析し労働運動再建の方策として著者はマルクス主義の不動のドグマを排除すること、階級的労働運動路線を労働者民主主義運動路線に代えることの不可避を提起している。世紀に一度出るか出ないかの画期的名著だ。福田玲三

 

2015年6月28日 | カテゴリー : ⑤図書紹介 | 投稿者 : 福田 玲三

それでもボクは会議で闘うードキュメント刑事司法改革

20150624「Shall we ダンス?」「それでもボクはやっていない」の映画監督周防正行さんが「。。。刑事司法制度特別部会」とやらの委員になり、警察官僚、司法官僚、官僚たちが選んだ委員たち(刑事司法改革を目指す某弁護士に言わせれば最悪な顔ぶれ)の中で奮闘した体験を「それでもボウは会議で闘う。ドキュメント刑事司法改革」に書いたと知り、「安部さん人選を間違ったんじゃない。」と思いつつ購入。

読んでみると、周防監督が一般有識者として委員に選ばれたのは民主党政権時代で法務大臣は江田五月さん。
周防監督だけでなく、郵政不正事件被告として大阪地検特捜部に逮捕、起訴され、164日間も拘留され、1年2か月の裁判を闘い無罪になった厚生労働省の村木厚子さんも。公判では検察官による強引な見込捜査、証拠改ざん、隠蔽などが次々に明らかになり、検察への信頼を根底から覆す不祥事として社会問題になった当事者が選ばれている。彼女には江田さんが直接電話をかけて依頼したそう。

短命に終わった民主党政権ではあったけれど、あの時代は今より遥かに民主的な時代だったと言っていいだろう。(世界報道の自由度ランキングで日本は2011年11位、2014年69位

2015年6月26日 | カテゴリー : ⑤図書紹介 | 投稿者 : 管理人