違憲性に対する緊急警告
違憲性に対する緊急警告
緊急警告第050号 菅首相は、官僚の倫理崩壊を招いた政治家の責任を自ら明らかにせよ
「行政がゆがめられたという事実は確認できない」
これは、総務省の身内調査を受けての、武田総務大臣の国会答弁である。
2月24日総務省は、同省の許認可事業である衛星放送を営む(株)東北新社による幹部官僚接待が、過去5年間、13名に対し39回行われていたこと、及び接待を受けた官僚の処分を発表した。調査は総務省が幹部官僚へのヒアリングと東北新社への聞き取りで行い、週刊文春で報道された4人以外の9人が自己申告することはなく、主に東北新社への聞き取りで判明したとのこと。こうした身内調査を受けての総務大臣の発言を、誰が信用できるというのか (さらに…)
緊急警告第49号 核兵器禁止条約に反対する日本政府を糾弾する
2021年1月22日、核兵器の使用と実験による壊滅的被害を阻止する初の法規として「核兵器の禁止に関する条約」(核兵器禁止条約)が発効した。
条約前文では、「あらゆる核兵器の使用から生ずる壊滅的で非人道的な結末を深く憂慮し、したがって、いかなる場合にも核兵器が再び使用されないことを保証する唯一の方法として、核兵器を完全に廃絶することが必要であることを認識し」とし、核兵器の開発から実験、生産・製造、保有、他国からの取得、威嚇、使用までを全面的に禁止している。
条約は、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を中心とした粘り強い活動により、2017年7月に国連で採択され、昨年10月に発効に必要な批准数50か国を満たし、この日の発効となった。
緊急警告第48号 特措法・感染症法改正で支援策を具体化し、罰則は削除せよ
特措法・感染症法改正で支援策を具体化し、罰則は削除せよ
1月18日にようやく開会した通常国会で、就任以来初めて菅首相が施政方針演説を行った。焦点である新型コロナ対策については、「安心」を強調し、「国民の命と健康を守り抜く。まずは『安心』を取り戻すため、(中略)新型コロナウィルス感染症を一日も早く収束させます」と言い切った。
緊急警告047号 コロナ禍の生活困窮者を国は緊急に支援せよ
武漢市在住の女性作家で、魯迅賞を受賞している方方(ファンファン)さんが、昨年の2月24日の日記に記している。
「一つの国が文明国家であるかどうかの尺度は、高層ビルや車の多さや、強大な武器や軍隊や、科学技術の発達や卓越した芸術や、派手な会議や豪華な花火や、世界各地を漫遊する旅行者の数ではない。唯一の尺度は、弱者にどう接するか、その尺度だ」と。
緊急警告046号 安倍前首相は国会の場で説明・謝罪し、国会議員を辞職せよ!
安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭(夕食会)をめぐり、全国の弁 護士や法学者ら 941 人が公職選挙法と政治資金規正法違反の疑いで、安倍首相(当時)と 後援会幹部の計 3 人を東京地検に告発していたが、ようやく東京地検特捜部が動きを見せ た。
報道によると、「東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取をしてい たことが、関係者の話でわかった。特捜部は、会場のホテル側に支払われた総額が参加者か ほてんしていた可能性があるとみており、立件の会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補填 の可否を検討している」(読売新聞オンライン 11 月 23 日)という。 (さらに…)