自宅と会社にサボテンの鉢をおいている。同じ株の株分けしたものを会社に持って行ったものだ。
でも、違う品種かと思うくらい違い、会社のものは花もついていない。昨年は開花していた株なのにである。
このサボテンは、冬の間は完全に水を切らないと花が咲かない。そのため、両方とも、冬の間は完全に水を切り、体も赤くなり耐えていた。
3月頃から水を与え始めたがこの違いだ。
違う要素はたった一つ。自宅のものは水しか与えなかったが、会社のものは他の鉢植えと同じように薄い液肥が入っていた。
おかげで元気になり、命の危険を感じないので花がつかないようだ。アロエなどもこの傾向が強く、新しい土に植え替えたりすると花が咲かなくなる。厳しい環境で生きる種類の特質かもしれない。
肥料分のない新しい鉢に植え替えなければ花を見ることだ出来ない。
植物は、肥料分が少なかったり、生育の条件が厳しいと花をつけ、実がなることが多いようだ。ようは、命の危険を感じたとき、種をつけ、子孫を残そうとするらしい。
お茶の木なども、手入れが悪いと花が咲くようになり、みっともなく、恥ずかしいことだと聞いたことがある。