設立趣旨

「完全護憲の会」設立趣意書

現状認識     

現政権は、「日本を取り戻す」のスローガンの下に、国権強化・戦力増大・人権無視の戦前日本を再現しようとしている。

われわれの使命

われわれは、これに優る日本国家の理想をトータルに提示しなければならない。

それは内外2千万人の犠牲を強いた戦争の反省によって、国民と国と国際社会がともに受け入れた日本国憲法の理念と条文のすべてに拠るほかない。

 

日本国憲法の理念

絶対平和主義  「再び戦争の惨禍を起こさない決意」

議会主義    「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」

行政権力の抑制 「政府の行為により再び戦争の惨禍を起こさない」

国民主権    「これに反する一切の憲法、法令、詔勅を排除」

基本的人権   「人類の努力の成果で、不可侵永久の権利として国民に信託される」

法治主義    「憲法と法律とのみに拘束される」

 

会員資格

以上の諸原則を承認する者は誰でも会員になることができる。

この会では、現憲法の改正を議論することはない。ただし、それぞれ他のグループで、会と異なる意見を述べ得る。

会員たることを秘することを求め得る。

会  計

入会金を1千円とする。

寄附は受け入れる。ただしそれに対する特典はない。

費用は会員で適宜、分担する。

当面の活動

われわれの使命と日本国憲法の理念を広く世間に普及する。

憲法に違反する政治の実態を究明し、順次発表する。

                                             (2014年 4月27日 決定)