天皇陛下の「生前退位」に賛同を

最近、天皇陛下の「生前退位」の話題が良く目につく。

右のほうから「絶対反対」の論調が聞かれるが、左からは音沙汰なしである。

このままでは「生前退位」が吹っ飛んでしまう。

護憲派としては「生前退位」に諸手を挙げて賛同すべきである。

かつて「女帝」の問題が上がったこともある。

私は「女帝大賛成」と言っていた。

護憲派の多くは「非武装中立、天皇制反対」である。

私も同じ立場だ。

だからと言って天皇制を論じないというのは誤りだ。積極的にかかわって、より良い制度にしなければならない。

天皇制の何がいけないのか。護憲派の中に「身分制度」という人が多い。

私は「天皇の神格化」と思っている。

護憲派の言うように、直ちに天皇制をなくすことは無理である。

でも、「神様」でなくすることは可能だ。まずは「万世一系=男系」を破ること。「女帝」推進である。

そして「生前退位」だ。生前退位が認められれば天皇は国家公務員の「天皇職」になる。

皇族から「定年制」の話が出たこともあるらしい。

これも、国家公務員の「職」レベルの話になる。身分制度でもなくなる。

「象徴」として居て戴いていいのでは。多くの国民も望んでいるのだから。

私達も声を上げよう。「生前退位」賛成と。

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天皇陛下の「生前退位」に賛同を」への3件のフィードバック

  1. 平和の大切さを知るから、日本国憲法を素晴らしいと思い、象徴としての天皇制を素晴らしいと思います。
    つきつめて考えれば、天皇制に反対なのではなく、天皇制を利用した軍国主義国家体制に反対だという人がそれなりの人数でいるのではないでしょうか。
    天皇制を軍国主義に悪用されないためにも、天皇制=軍国主義は明治維新以後の限られた期間のことで、むしろ天皇制=平和主義というのが日本の長い伝統の中にあるという視点で考えてみる必要があるのではないかと思います。

  2. きくこ様。ありがとうございます。
    旧護憲派の「天皇制反対」は殆どの方は身分制度を言っています。
    私は富国強兵に利用された明治以降の在り方が許せないと思っています。
    江戸時代も、それ以前も、将軍職など官位は天皇から下賜されていました。
    天皇は天子様と呼ばれ、「士農工商」の上にありました。
    でも、現在と同じく、政治的実権はありませんでした。そしてそのほうが平和でした。
    天皇が実権を握った時、いくつもの争いが起こっています。
    忠臣面した奸臣が権力闘争をしたり、侵略戦争をしたりしています。
    明治維新以降の80年がその典型です。
    自民党の改憲案にも天皇の「元首」を言っています。奸臣どものたくらみがありありとしています。
    旧護憲派の方たちにもこのことに気づいていただきたいと思っています。
    そして、「生前退位賛成」と大声で言っていただきたい。

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